気になるニュースがあったので、たまには時事ネタでも。

国歌不起立で教員再雇用せず 都に賠償命令 東京地裁判決

リンク先は時間が経ったら消えてしまうと思うので、本分を引用させて頂きます。
国歌不起立で教員再雇用せず 都に賠償命令 東京地裁判決
産経新聞 5月25日(月)18時48分配信

 卒業式などで校長の職務命令に反し、国旗に向かっての起立や国歌斉唱をしなかったことを理由に、定年後の再雇用選考で不合格になったのは違法として、都立校の元教職員22人が都を相手取り、1人当たり520万〜1300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、東京地裁であった。吉田徹裁判長は「都教委の判断は裁量権の範囲を逸脱、乱用した」として、全員にそれぞれ200万円超の賠償を命じた。

 判決によると、都教委は平成15年10月、卒業式などで国旗に向かって起立し、国歌斉唱することを義務づけ、従わない教職員は服務上の責任を負うとする通達を出した。原告らはこれらの職務命令に従わずに戒告などの懲戒処分を受け、再雇用を申請したが不合格となった。

 吉田裁判長は「職務命令違反があったことだけを不当に重視し、教職員としての長年の経験や知識などを全く考慮していない」と述べ、再雇用への期待を違法に侵害したと指摘した。再雇用された場合に、原告がそれぞれ得られる1年分の報酬を賠償額と算定した。

 同様の再雇用拒否をめぐる訴訟では、1審判決が元教員への賠償を命じたが2審で逆転敗訴。23年に最高裁で敗訴が確定している。

 判決後に会見した原告団代表で元教員の泉健二さん(68)は「都教委の行ったことはひどいものだと認めてもらった」と述べた。一方、都の中井敬三教育長は「判決は大変遺憾なことで、内容を精査して今後の対応を検討する」とコメントした。

これについてですが、再雇用選考で不合格にした東京都をぼくは支持します。



まず普通の企業として考えて、自分たちの企業で仕事をしてもらうのには相応しくないと判断して雇用しないというのは当然のことだと思います。

この裁判長は、
>教職員としての長年の経験や知識などを全く考慮していない
という、また主観的というか曖昧な判断基準を持ってきました。

そう言えば、つい最近もこれに似た何かあった気が・・・
コンビニで15歳の客が20歳以上だと騙ってたばこを買って、たばこを売ったコンビニ店員が有罪になったというのがありました。
その時の判決も、客の顔を見れば未成年だというのは明らかとかいう無茶苦茶な内容だったと思います。
あれは簡裁だったか。
一審は裁判長の主観で判決を出すというのが流行りなのでしょうか(笑)。

話が逸れましたが、仮に長年の経験や知識があったとしても、それが本当にその企業のためになる経験や知識かどうかは、少なくとも裁判長には分かってないだろうと思います。
もちろんぼくにも分かりません。
ただその企業の経営者が、自分たちのためにはならないと判断したというだけです。
これは違法でも何でもない、当然の権利だと思います。

自分は経験や知識があるから必ず雇用しなければならないということになれば、それこそ憲法違反になる気がします。
この教職員は、各都道府県で不採用になっては提訴してというのを繰り返せば、賠償金を荒稼ぎできますね。
まあ、二審三審で判決がひっくり返るだろうとは思っていますが。



もう一つ、これは教育の面からです。

個人が日の丸反対だとか君が代反対だとかいう思想を持つのは自由です。
幸い、日本ではそのような反日的な思想を持つ自由が認められています。
国が変われば、逮捕されたり場合によっては処刑されたりというのもあると思います。

ですが、卒業式というのは公の場です。
そして、教職員というのは生徒の先生です。
生徒に道を示す立場の人間が、世が世なら国家反逆罪でしょっぴかれるような個人的思想を生徒に植えつけていいとは思いません。

そこでまた判決の、
>職務命令違反があったことだけを不当に重視し
についてですが、重視して当然でしょう。
このような思想を教育の場に持って来られたら、生徒がどんどんおかしな方向に行ってしまいます。

今がそうなっていないかと言うとそんな事はなく、すでにおかしな方向に行っているところも大いにあると思います。
これについては、気が向いたらまた別の記事で書きたいと思います。

要は、教育上相応しくない思想を持つ人間がずっと教職員を続けてきて、たまたまこの件でそれが客観的な判断材料として表に現れたということだと思います。
だから、単に職務命令違反にあらず、このただ一つの職務命令違反だけで教育上相応しくない人間であると判断できるものだと思います。



ちなみにですが、国旗や国歌に反対する人の意見はよく知りませんが、確か軍国主義だとか戦争を連想させるとか言っていたと思います。

ウィキペディアによると、日章旗が国旗としての地位を確立したのは江戸時代からだそうです。
ということは、戦争は日の丸が国旗になった後で起きたものです。

また君が代は、皇統が末永く続きますようにという感じの意味だと思います。
日本国が末永く続きますようにと言い換えてもいいのではないかと思います。
歴史の教科書の巻末に各国の年表みたいなのがあったと思いますが、他の国では頻繁に国のトップが変わっている、つまり国が変わっている中、日本だけ同じ色で一本線で続いています。
初代神武天皇が即位してから今年で2675年です。
これだけの長い間、日本という国歌が続いている事になります。
これは日本が世界に誇れるところだと思います。

このような、いかにも日本という感じのみんな仲良くやっていきましょうという印象の国歌から、何で戦争が連想されるのか、納得できるように説明してもらいたいです。
むしろ、反国旗国歌の人たちの頭の中の方が戦争でいっぱいだから、何を見ても聞いても戦争が思い起こされるんだろうと思います。
周りがおかしいのではなく、自分がおかしいんじゃないかと疑問は持たないのでしょうか。
あ、もうすでに定年後だから、自分が絶対に正しいという狭い視野しか持ってなかったということですね。



日本と言えば、2大宗教として神道と仏教が共存しています。
例えばパレスチナでは、アラブ人とユダヤ人がそれぞれ土地を巡って殺し合いをしているというのに。
一方日本では、同じ敷地内に神社と仏閣を建てたりもしています。

YouTuberのKAZUYAさんが言っていた事で面白かったので覚えていますが、"神道過激派"とか想像もできませんね。

こういう争い事はなるべく避けるという日本人的なところは、全てにおいていい事だとは思いませんが、それでもこの国民性が国家を末永く続かせてきたのではないかと思います。



いろいろと書きたことが出てきてきりがないので、この辺にしておきます。





参加中のランキングです。興味のあるカテゴリがあったらクリックをお願いします。
にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ にほんブログ村 花・園芸ブログ 屋上・ベランダ菜園へ にほんブログ村 資格ブログ 電気・通信系資格へ