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台風16号が温帯低気圧に変わったとのことで、台風と温帯低気圧の違いついて調べてみました。
ちょろっと説明を読んだだけで、一部自分の想像も入っているので、間違いがあるかもしれません。



台風と温帯低気圧の違い

まず、台風と温帯低気圧はそもそもの発生メカニズムが違います。
大きい小さいとか風速がどれぐらいとかの規模の問題ではないんですね。
というわけで、これについて説明してみようと思います。

台風とは、海水が暖められて水蒸気がぶわーっと発生して、その上昇気流が渦を巻いたものです。
日本から見れば、南の方の暖かい地域での海で発生します。
その強大な上昇気流があって、あとは地球の自転の影響か何かで渦を巻き、それが台風となります。
発生する場所は、どこもかしこも暖かいところというのがポイントです。

一方、温帯低気圧とは、北からの冷たい空気と南からの暖かい空気がぶつかったところ、つまり前線のあるところで発生します。
冷たい空気と暖かい空気が混ざり合う際に風が発生し、これまた自転の影響で渦を巻くのが温帯低気圧だと考えています。
発生する場所は、冷たい空気と暖かい空気がぶつかるところというのがポイントです。



台風が温帯低気圧に変わるとは

まず台風の進路についてです。

最初に南の海で台風が発生します。
その台風は、貿易風に乗って西の方に進みます。

大陸が近くなると貿易風の影響は小さくなります。
その代わりに太平洋高気圧の影響が大きくなり、今度は台風は北へ進みます。

北へ行くと偏西風の影響を受けるようになり、今度は東に進みます。

これが大体の台風の進路です。



さて日本付近には、南からの暖かい空気の他に、北からの冷たい空気もあります。
ここに台風がやって来ると、単なる上昇気流で発生した渦巻きではなく、暖かい空気と冷たい空気が混ざる際に発生する風からの影響を受けるようになってきます。

この、暖かい空気と冷たい空気の影響が大きくなった時に「台風が温帯低気圧に変わった」と言うようですね。



おまけで、台風と熱帯低気圧の違いについて

これについては、構造はどちらも台風です。
単純に、規模の違いでそう呼び分けているようです。

境目は風速17.2m/s(34ノット)だそうで、これより風が強ければ台風、弱ければ熱帯低気圧です。



今までは、台風と温帯低気圧は規模の違いだとばかり思っていたのですが、思わぬきっかけから新しいことを知ることができて、勉強になりました。





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