今日は、たまの曲紹介をやってみます。



ショスタコーヴィチの交響曲第10番第2楽章です。
中二心をくすぐる熱い曲となっています。
4分程の曲なので、よかったら聴いてみてください。

 



せっかくなので、これが作曲された頃の時代背景等について調べてみました。
ぼくもよく知らないのでWikipediaやら何やらを見ながらですが、簡単に纏めてみます。



ショスタコーヴィチは交響曲第9番までは、ほぼ2年に1曲のペースで交響曲を発表していました。
ですが、交響曲第9番(1945年)から交響曲第10番(1953年)までは8年間も空いています。

当時はスターリンの独裁の時代で、ソビエト連邦共産党は芸術に対しても厳しく監視していたようです。
特にスターリンは、交響曲第9番を聴いて激怒したとのことです。

そして1953年の春にスターリンが死去します。
それがきっかけになったのかどうかは分かりませんが、この交響曲はその年の夏から秋にかけて一気に書き上げられたものだとショスタコーヴィチ自身が言っていたとのことです。
これについては、もうすでに完成していたけど発表できなかったという説もあるようです。



確かにそういう背景を踏まえた上で聴いてみると、この2楽章はとても激しく、続く3楽章はとても重々しいですが、4楽章では苦しみから開放されたような雰囲気になっています。
あとは、第九の呪いに打ち勝ったというのを表現したというのもあるのかないのか・・・まあ多分ないでしょうけど(笑)

全曲はそこそこ長いのでここでは紹介しませんが、YouTubeなどを探したらいくらでも出てくるので、興味があったら聴いてみてください。
 



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