昨日の記事で3月中に単線図が読めるようになると宣言しました。
こりゃ3月中は配線図漬けになるなーと思っていたのですが、やってみたら意外と簡単でした。
まだ全然マスターしてはいませんが、手順に従って単線図から複線図を書けるようにはなったと思います。
今回参考にさせて頂いたサイトは、電気の資格とお勉強です。
ここにあった複線図を書く基本的な手順は以下のとおりです。
自分で分かりやすいように一部改変しています。
では、この手順に従って昨日の問題で実際に書いてみましょう。
まずは単線図から
昨日のごちゃごちゃした配線図から関係ある部分だけ抜き出すとこうなります。
黒丸はスイッチです。
何も書いていないスイッチ(下のシのところ)はタンブラスイッチと言って、まさに普通の切るか繋ぐかのスイッチです。
3と書いてあるスイッチ(上と下のサのところ)は三路スイッチと言って、ABCとある線の、AとBを繋ぐかAとCを繋ぐかを切り替えることができます。
実際に三路スイッチを配線するときは、端子番号が「0」「1」「3」の端子を使うらしいです。
左上の丸cのところは電源に繋がっています。
右上の四角の中に丸は蛍光灯です。
右下2つの丸にDLは、それぞれダウンライトです。
ダウンライトとは、最近のマンションの玄関から居間の間の廊下とかで天井に埋め込んである、おしゃれな感じのライトですね。
そしてカタカナのサとシは、それぞれ対応するスイッチと器具が分かるようになっています。
下のシのスイッチで右下のダウンライトのオンオフができて、上下のサのスイッチで右上のサの蛍光灯がオンオフできるということですね。
三路スイッチはこのように、2箇所以上で一つの器具をオン・オフするときに使います。
家の階段の照明で、一階で下のスイッチをオンにして、二階に登ったら上のスイッチでオフにするという時にも使いますね。
あと真ん中に2つある丸に3本斜線は、ジョイントボックスです。
ここに電線を集めて、それぞれ接続します。
これで何となくの配線のイメージは持ってもらえたと思います。
1.単線図に書かれている電源、器具などを同じ配置で書く。
こうなります。
電源は接地側と非接地側と書いておきます。
あと三路スイッチには0、1、3を書いておきます。
今気づいたけど、シのタンブラスイッチの片方の端子から棒を伸ばすのを忘れていました。
これじゃスイッチじゃなくて、ただの2つ並んだ端子だ(笑)。
下の三路スイッチに合わせて、右の端子を始点にして左の端子の上あたりに向けて斜め直線を引いておけばいいでしょう。
2.電源の接地側をスイッチ以外の器具に繋げる。
こうなります。
特に難しくはないと思います。
ここで自分ルールを決めておきます。
横に線を書くときは、接地側が上、非接地側が下に来るようにします。
縦に線を書くときは、接地側が左、非接地側が右に来るようにします。
これは自分ルールなので従わなくても間違いではありませんが、ここを統一しておくとミスが少なくなります。
場合によっては逆に書いた方がすっきりするような事もあるようですが、慣れないうちはこのルールを守っておく方がいいでしょう。
3.電源の非接地側をスイッチとコンセントに繋げる。
三路スイッチは上か下のどちらか片方の0に繋ぎます。
下のタンブラスイッチには絶対に繋がないといけないので、同じ下側にある三路スイッチを繋ぐことにします。
4.三路スイッチがある場合は、三路スイッチ同士を繋げる。
三路スイッチの1と3をそれぞれ繋げます。
慣れていたらもっと上手な配置で書けたのかもしれません。
上のスイッチで書いた1と3が邪魔だったので、少し左にずらして書き直しました。
鉛筆で書いておくと、こんな風に簡単に修正できます。
5.スイッチからそのスイッチに対応する器具に繋げる。
まず下のシのスイッチからDLへ。
それと、上のサのスイッチから蛍光灯へ。
6.電線を接続するところを囲む。
どちらもジョイントボックスなので、丸で囲みます。
7.6で囲んだ内側で、スリーブで接続するところは●、コネクタで接続するところは■を書く。
特に指定はないので、今回はスリーブ接続ということで黒丸にしました。
これも難しくないです。
ボックスに入った電線が、接続なしの素通りで出て行くことがないように注意しましょう。
ちなみに、スリーブとは金属製の円筒で、そこに束ねた電線を通した状態で筒ごとペンチで潰して電線を圧着接続します。
コネクタとは、プラスチック?のケース内に2つ以上の電極があって、そこに電線を差し込むだけで接続できるような器具です。
8.電源の接地側に繋がっている電線に「シ」と書く。
スイッチとダウンライトの対応付けで「シ」を使っているので、今回は混同がないように漢字で白と書きます。
9.電源の非接地側に繋がっている電線に「ク」と書く。
こちらも、8に合わせて漢字で黒と書きます。
10.電線の色が書かれていないところに、残りの色を書く。
3線部分(上のジョイントボックスからサのスイッチまでの間)については黒白赤の3芯ケーブル1本、4線部分(ジョイントボックス間、下のジョイントボックスからシとサのスイッチまでの間)については黒白の2芯ケーブルが2本のイメージです。
あと三路スイッチの0は基本的に黒で繋げとのことです。
この色分けについては正しいのかどうか自信ありません。
技能試験では、施工条件で色が指定されている場合があるらしいので、その時はそれに従いましょう。
これで完成です。
以上の写真は、ぼくが人生で2回目に書いた複線図です。
1回目は、これと同じ問題で今朝書いてみました。
こんなに簡単に書けると思っていなかったので、ブログ用に写真も撮っていませんでした。
ということで、2回目で写真を撮りながらもう一度手順を確認しました。
慣れてきたら、線の交差とかもっと見やすく書けるようになると思います。
というわけで昨日の問題、2つのジョイントボックス間の最少電線本数は4本というのが出ました。
ちなみに解答の複線図はこのようになっていました。
多分これと同じように書けていると思います。
いつもお世話になっているよっちゃんの電工2種講座でも複線図の書き方の説明があるのですが、手順の1から3までは同じで、4以降が「残りを施工条件に従って結ぶ」の一言でまとめられているので、初心者にはすごく難しかったです。
こうやって手順を細かく分けて書いてみると、決して難しくないと思います。
第二種電気工事士の情報はいろんな人がまとめてくれているので、それぞれの箇所で自分にあったものを参考にするのがいいと思います。
筆記試験対策で複線図にこれ以上の労力を注ぐのは非効率的だと思うので、一旦終わりにして続きはまた後でやろうと思います。
参加中のランキングです。興味のあるカテゴリがあったらクリックをお願いします。
こりゃ3月中は配線図漬けになるなーと思っていたのですが、やってみたら意外と簡単でした。
まだ全然マスターしてはいませんが、手順に従って単線図から複線図を書けるようにはなったと思います。
今回参考にさせて頂いたサイトは、電気の資格とお勉強です。
ここにあった複線図を書く基本的な手順は以下のとおりです。
自分で分かりやすいように一部改変しています。
1.単線図に書かれている電源、器具などを同じ配置で書く。
2.電源の接地側をスイッチ以外の器具に繋げる。
3.電源の非接地側をスイッチとコンセントに繋げる。三路スイッチの場合は、どちらか片方の0に。
4.三路スイッチがある場合は、三路スイッチ同士を繋げる。
5.スイッチからそのスイッチに対応する器具に繋げる。
6.電線を接続するところを囲む。ジョイントボックスなら◯、アウトレットボックスなら□。
7.6で囲んだ内側で、スリーブで接続するところは●、コネクタで接続するところは■を書く。ボックスに入った電線が接続なしで出て行くことはないように、素通りするところも必ず接続する。
8.電源の接地側に繋がっている電線に「シ」(白色の意味)と書く。
9.電源の非接地側に繋がっている電線に「ク」(黒色の意味)と書く。
10.電線の色が書かれていないところに、残りの色を書く。
では、この手順に従って昨日の問題で実際に書いてみましょう。
まずは単線図から
昨日のごちゃごちゃした配線図から関係ある部分だけ抜き出すとこうなります。
黒丸はスイッチです。
何も書いていないスイッチ(下のシのところ)はタンブラスイッチと言って、まさに普通の切るか繋ぐかのスイッチです。
3と書いてあるスイッチ(上と下のサのところ)は三路スイッチと言って、ABCとある線の、AとBを繋ぐかAとCを繋ぐかを切り替えることができます。
実際に三路スイッチを配線するときは、端子番号が「0」「1」「3」の端子を使うらしいです。
左上の丸cのところは電源に繋がっています。
右上の四角の中に丸は蛍光灯です。
右下2つの丸にDLは、それぞれダウンライトです。
ダウンライトとは、最近のマンションの玄関から居間の間の廊下とかで天井に埋め込んである、おしゃれな感じのライトですね。
そしてカタカナのサとシは、それぞれ対応するスイッチと器具が分かるようになっています。
下のシのスイッチで右下のダウンライトのオンオフができて、上下のサのスイッチで右上のサの蛍光灯がオンオフできるということですね。
三路スイッチはこのように、2箇所以上で一つの器具をオン・オフするときに使います。
家の階段の照明で、一階で下のスイッチをオンにして、二階に登ったら上のスイッチでオフにするという時にも使いますね。
あと真ん中に2つある丸に3本斜線は、ジョイントボックスです。
ここに電線を集めて、それぞれ接続します。
これで何となくの配線のイメージは持ってもらえたと思います。
1.単線図に書かれている電源、器具などを同じ配置で書く。
こうなります。
電源は接地側と非接地側と書いておきます。
あと三路スイッチには0、1、3を書いておきます。
今気づいたけど、シのタンブラスイッチの片方の端子から棒を伸ばすのを忘れていました。
これじゃスイッチじゃなくて、ただの2つ並んだ端子だ(笑)。
下の三路スイッチに合わせて、右の端子を始点にして左の端子の上あたりに向けて斜め直線を引いておけばいいでしょう。
2.電源の接地側をスイッチ以外の器具に繋げる。
こうなります。
特に難しくはないと思います。
ここで自分ルールを決めておきます。
横に線を書くときは、接地側が上、非接地側が下に来るようにします。
縦に線を書くときは、接地側が左、非接地側が右に来るようにします。
これは自分ルールなので従わなくても間違いではありませんが、ここを統一しておくとミスが少なくなります。
場合によっては逆に書いた方がすっきりするような事もあるようですが、慣れないうちはこのルールを守っておく方がいいでしょう。
3.電源の非接地側をスイッチとコンセントに繋げる。
三路スイッチは上か下のどちらか片方の0に繋ぎます。
下のタンブラスイッチには絶対に繋がないといけないので、同じ下側にある三路スイッチを繋ぐことにします。
4.三路スイッチがある場合は、三路スイッチ同士を繋げる。
三路スイッチの1と3をそれぞれ繋げます。
慣れていたらもっと上手な配置で書けたのかもしれません。
上のスイッチで書いた1と3が邪魔だったので、少し左にずらして書き直しました。
鉛筆で書いておくと、こんな風に簡単に修正できます。
5.スイッチからそのスイッチに対応する器具に繋げる。
まず下のシのスイッチからDLへ。
それと、上のサのスイッチから蛍光灯へ。
6.電線を接続するところを囲む。
どちらもジョイントボックスなので、丸で囲みます。
7.6で囲んだ内側で、スリーブで接続するところは●、コネクタで接続するところは■を書く。
特に指定はないので、今回はスリーブ接続ということで黒丸にしました。
これも難しくないです。
ボックスに入った電線が、接続なしの素通りで出て行くことがないように注意しましょう。
ちなみに、スリーブとは金属製の円筒で、そこに束ねた電線を通した状態で筒ごとペンチで潰して電線を圧着接続します。
コネクタとは、プラスチック?のケース内に2つ以上の電極があって、そこに電線を差し込むだけで接続できるような器具です。
8.電源の接地側に繋がっている電線に「シ」と書く。
スイッチとダウンライトの対応付けで「シ」を使っているので、今回は混同がないように漢字で白と書きます。
9.電源の非接地側に繋がっている電線に「ク」と書く。
こちらも、8に合わせて漢字で黒と書きます。
10.電線の色が書かれていないところに、残りの色を書く。
3線部分(上のジョイントボックスからサのスイッチまでの間)については黒白赤の3芯ケーブル1本、4線部分(ジョイントボックス間、下のジョイントボックスからシとサのスイッチまでの間)については黒白の2芯ケーブルが2本のイメージです。
あと三路スイッチの0は基本的に黒で繋げとのことです。
この色分けについては正しいのかどうか自信ありません。
技能試験では、施工条件で色が指定されている場合があるらしいので、その時はそれに従いましょう。
これで完成です。
以上の写真は、ぼくが人生で2回目に書いた複線図です。
1回目は、これと同じ問題で今朝書いてみました。
こんなに簡単に書けると思っていなかったので、ブログ用に写真も撮っていませんでした。
ということで、2回目で写真を撮りながらもう一度手順を確認しました。
慣れてきたら、線の交差とかもっと見やすく書けるようになると思います。
というわけで昨日の問題、2つのジョイントボックス間の最少電線本数は4本というのが出ました。
ちなみに解答の複線図はこのようになっていました。
多分これと同じように書けていると思います。
いつもお世話になっているよっちゃんの電工2種講座でも複線図の書き方の説明があるのですが、手順の1から3までは同じで、4以降が「残りを施工条件に従って結ぶ」の一言でまとめられているので、初心者にはすごく難しかったです。
こうやって手順を細かく分けて書いてみると、決して難しくないと思います。
第二種電気工事士の情報はいろんな人がまとめてくれているので、それぞれの箇所で自分にあったものを参考にするのがいいと思います。
筆記試験対策で複線図にこれ以上の労力を注ぐのは非効率的だと思うので、一旦終わりにして続きはまた後でやろうと思います。
参加中のランキングです。興味のあるカテゴリがあったらクリックをお願いします。