Nが接地側で白、Lが非接地側で黒です。
本番直前になって2ちゃんねるでこれを惑わすアホがいます。
なので、迷った時はこう考えればいいというのを書いてみます。



まず読み方です。
Nを「エヌ」、Lを「エル」と読むのはやめます。

Nは「ニュートラル」と読むようにします。

Lは「ライン」または「ライブ」と読むようにします。
どっちが正しいのかは知りませんが、自分の好きな方でいいと思います。
ぼくは「ライン」と読んでいます。



ところで、ニュートラルは電気が来ていない方です。
こっちに触っても感電しません。

ラインまたはライブは電気がビリビリと来ている方です。
こっちに触ると感電します。



何で感電するのかというと、電気的な位置エネルギーに高低差ができるからです。
この電気的位置エネルギーの事を電位と言い、2箇所の電位の差をそのまま電位差と言います。

水で例えると分かりやすいのですが、高さに差がある2ヶ所を繋げると、水は高いところから低いところに流れます。
この水の流れが電流です。

なので、ニュートラルの方に電気が来ていないというのは厳密には違います。
こっちにも水がありますが、地球と同じ高さにあるだけです。
地球と同じ高さだから、地球に触っている人間も地球と同じ高さになり、その人間がニュートラル側の電線に触っても電流が流れないというだけです。

もし人間がライン側の電線上で生活していたら、ニュートラルの方が電気が来ている方ということになります。



筆記試験で単相3線式の線間電圧と対地電圧について勉強したと思います。
単相3線式ではL1、N、L2の3本の電線があります。
本当は違うと思いますが、イメージとしてはL1が地球に対して+100V、Nが地球と同じなので高低差0、L2が地球に対して-100Vと考えると分かると思います。
そうすると、L1と地球との対地電圧(高低差)は100V、L2と地球との対地電圧(高低差)も100V、L1とL2の線間電圧(高低差)は200Vとなります。



まあ人間は地球に立って生活しているので、地球を基準とするのが妥当です。

ニュートラルは「中立」という意味です。
自動車を運転する人なら分かると思いますが、シフトがどのギアにも入らない所がニュートラルです。
シフトをニュートラルに入れた状態だと、エンジンの回転に関係なく車は転がっていきます。

中立って色で言うと何色でしょう?
これは主観によると思いますので答えは1つに決められないと思いますが、これから何色にでも塗ることができる白が中立と言っていいのではないでしょうか。

電気がビリビリと来ている方は、中立の白ではないと言えそうなので何か色を塗った方がふさわしいでしょう。
全ての色を含めた黒にしたということでしょう。



かなり脱線した気がしますが、纏めると以下のようになります。

Nは「ニュートラル」、中立だから地球と同じ電位で人間が触っても電気が来ない方、電気は来なくて空っぽ(のイメージ)なので白の方。
Lは「ライン」または「ライブ」、地球とは電位差があって人間が触ると電気が来る方、電気が詰まっているので色を付けた方。

こんな感じでどうでしょうか。



全然関係ありませんが、信号機で赤は右側と左側のどちらにあるかって覚えていますか?
答えは右側です。

これには理由があって、街路樹などで信号機が見えにくくなる恐れがある場合、青が見えなくなるのと赤が見えなくなるのではどちらが危険かと考えると、当然赤が見えない方が危険なわけです。
ということで、赤のほうが街路樹から遠くなる右側にあるんですね。

・・・なーんて、これはぼくが勝手にそう覚えているだけで、本当のところは全然知りません。

でも覚えにくいことにこうやって自分なりの理由を付けておくと、簡単に覚えることができます。
理由まで含めて覚えなければならない場合は使えないかもしれませんが、単に理由関係なしに物事を覚えるだけだったら自分なりの理由を付けてみるといいと思います。

この話に納得できたのならば、信号機の赤がどちらにあるかというのはもう忘れることがないと思います。
理由を付けずにゴリゴリと一生懸命覚えるよりも、ずっと簡単に覚えられると思いませんか。





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