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臨時福祉給付金、またの名を「貧乏人のためのお小遣い」の案内が来ました。

今年の給付額

今年は6,000円です。
こんな事言うとちゃんと働いて税金を収めている人から怒られそうですが、この程度の金額では大した足しにはなりません。
くれるものは貰っておきますが。

元々この給付は、消費税が5%から8%に上がった際の負担増分という意味だったと思います。
それで考えると、6000÷(0.08−0.05)=200000なので、税抜きで20万円の買い物をした際の消費税の増分になります。
年間の食費分ぐらいならばこれで賄えますが、それ以上の買い物分となると厳しいです。
まあ最低限の生活の補償という意味合いならば、これで十分だと思います。

というか、納税もせずに給付を受けているわけだから文句は言えません。

今年の手続き方法

横浜市の場合ですが、去年と変わっています。
去年は身分を証明する書類や通帳のコピーなどを同封しなければなりませんでした。
今年は、去年と変わっていなければそれらの書類を同封する必要がありません。
というわけで去年も給付を受けた人であれば、手続きが簡単になっています。

給付を受けることについて

というか、この手順が省略になっているという事は不名誉なことでもあるわけです。
去年も住民税を払わずに給付を受けたわけで、今年もまたかよという事になります。
これを不名誉だと思わなくなったら終わりだと個人的には思っています。

国民の三大義務は以下のとおりです。
(1)勤労
(2)納税
(3)子供に教育を受けさせる
このうち、(1)と(2)をろくに果たしていないという証だと思います。
(3)については、ぼくは子供がいないので直接は関係ありません。

来年の所得税を払うために必要な収入

これはぼくの場合です。

まず、去年の事業の赤字が約100万円です。
これは去年出したものなので、あと3年繰り越せます。

次に、アパートの建物の減価償却費が約120万円あります。
ちなみに現時点で未償却残高が150万円ちょっとなので、この減税ボーナスが満額で受けられるのは今年限りで、来年分で残りの30万円ほどを受けたら終わりです。

あとは、青色申告特別控除65万円があります。
これは毎年受けられます。

以上から、今年285万円の利益までは無税になります。
逆に言うと、これ以上の収入を得られれば、ぼくも所得税と住民税を納税できるというわけです。
今年の残りの期間でこれだけの利益を得るのはちょっと厳しいかもしれませんが、来年中には赤字を一掃してプラスに持って行きたいところです。

赤字を出した場合の青色申告特別控除について

ちなみに、青色申告特別控除を受けるまでもなく赤字になっている場合は、青色申告特別控除はそもそも適用されません。
これ、本来受けられるはずの控除を受けられないということなので、節税という観点から見ると損な事です。

例えば10年間で5000万円の利益を得た場合で考えてみます。

毎年500万円ずつの利益であれば毎年65万円の控除を受けられるので、控除の総額は650万円になります。
なので、5000万円−650万円=4350万円に対してかかる所得税と住民税を10年間かけて収めたことになります。

最初9年は利益ゼロで、残り1年で5000万円の利益を得た場合、65万円の控除は最後の1年だけ適用されるので控除の総額は65万円になります。
なので5000万円−65万円=4935万円に対してかかる所得税と住民税を10年間かけて収めたことになります。

年間の所得によって税率が違うので実際にこんなに単純ではありませんが、何となく損だというのは分かると思います。
ちなみにそれも考えに入れると、500万円の所得税率よりも5000万の所得税率の方が大きいので、後者の方がますます損になります。





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