入居者さんからエアコンの調子が悪いという連絡があったので見に行ってみると、室外機が動いている音はするのですがファンが回らなくなっていました。
調べると95年製のもので、もう20年も経っているので交換することにしました。
最初は、エアコン本体は自分で買って取り付けは業者さんにお願いしようとしていました。
ふと、「これ自分でやれば安く済むんじゃね?」と思いました。
実は以前にも自分でやろうと考えたことがあったのですが、その時は工具を集める面倒さと自分でやって失敗したらどうしようという不安があったので、結局業者さんにお願いしました。
業者さんにお願いするメリットは以下の通りです。
・工具を揃える必要がない
・確実に施工してくれる(ただし悪い業者に当たるとその限りではない)
・全ておまかせできるので楽、エアコン工事の知識も不要
デメリットは以下の通りです。
・工事日時の調整がしにくい(入居者さん、業者さん、自分の3者のスケジュールを揃える必要がある)
・繁忙期の今は特に、工事の日程が先になってしまう
・決して安くない工賃が発生する
自分で施工するメリットとデメリットは、上記のメリットとデメリットを全てひっくり返したものになります。
DIYは興味があるので、勉強することはそんなに面倒だとは思わないと言うかむしろ楽しいです。
セルフリフォームのために電気工事士の資格を取ろうとするぐらいなので、そのあたりは想像していただけるかと思います。
あと、アパートを持っているので今後もエアコン工事が何度も発生することが考えられます。
その時に自分で工事できるならば、工具の費用を全てペイした上でお釣りが来るぐらいの経費削減になるはずです。
工賃については、自分でやればもちろんゼロです。
しかし、古いエアコンの処分にはお金がかかります。
山に不法投棄とか怪しげな回収業者に持って行ってもらうとかしてはいけません。
ついこの前冷蔵庫を買って、その時に調べた処分費用が小型冷蔵庫で3,672円だったので、エアコンもそのぐらいするのかと思っていました。
調べてみるとエアコンは1,404円でした。
これならば業者さんに頼まずに自分でやるメリットが十分にあります。
ちなみにぼくがお願いしようとしていた業者さんは、取り外し工事が4,000円ぐらいで回収までお願いすると+1,000円ぐらいでした。
まあ良心的な値段だと思います。
それプラス、人にやってもらうと工賃を払わなければならないということは、人にやってあげると工賃を貰えるということにもなります。
今すぐにこれを商売にしようとは考えていませんが、そういう選択肢も出てくるということです。
というわけで入居者さんに工事は自分がすることの了承も得たので、工具集めです。
調べた感じ、以下の工具が必要になりそうです。
エアコン工事固有のもの
真空ポンプ
必須アイテムです。
配管を接続した後、室外機に密封されているフロンガスの栓を開けて配管内に充満させます。
その時に、配管内の空気や水蒸気を抜いてからでないと、これらがフロンガスと混ざってエアコンの効きが悪くなったり故障したりするそうです。
配管を接続した後、ポンプを使わずにフロンガスの圧力で空気を押し出すという無茶な工事も横行しているようです。
マニホールドゲージ
圧力計です。
配管内の気圧がゼロになったことを確認するためのものです。
これも必須でしょう。
フレア加工キット
配管をエアコンと接続する際、配管をラッパ状に加工してからエアコンの接続口と密着させてガス漏れを防ぎます。
そのラッパ状に加工するための工具です。
ホームセンターなんかに置いてあるエアコンの配管セットを使用する場合には、配管は既にフレア加工されているのでこの工具は特に必要ありません。
キットと書きましたが、自分で加工する場合には配管を切断してバリを取る工具も必要ですので、それも含めてです。
トルクレンチ(2分用、3分用それぞれ)
配管とエアコンを接続する際の、締め付けの強さを調節できるものです。
締め付けが緩いとガスが漏れてしまうし、強すぎても配管のフレアを破壊してしまってガスが漏れてしまいます。
そこを、ちょうどいい強さで締め付けてくれるためのレンチです。
熟練した職人さんだと普通のレンチで力加減を調節できるようですが、素人のぼくにはトルクが16N・mとか38N・mとか言われてもどの程度の力で締め付ければいいのか想像もつきません。
なので、素人が工事する際には必須アイテムでしょう。
エアコンの配管は2本あります。
室外機から室内機に行く液体のフロンが通る細い管(呼び径1/4インチ、2分)と、室内機から室外機に行く気体のフロンが通る太い管(呼び径3/8インチ、3分)です。
それぞれの配管でナットの締め付けトルクが違うので、トルクレンチも2種類必要になります。
1本あたり最低5千円ぐらいはするので、この工具は結構お財布に厳しいです。
一般的なもの、あると便利そうなもの
モンキーレンチ
普通のサイズ可変式のレンチです。
配管を接続する際、片側をトルクレンチで締めますが、もう片側も固定しておく必要があります。
その際に使用します。
ぼくは既に持っているので、特に買う必要はありません。
六角レンチ
室外機のバルブを開け閉めするのに使います。
これも既に持っているので、買う必要はありません。
下地センサー
室内機を壁面に固定する際、下地が木材になっているところにねじで締め付けます。
石膏ボードにアンカーでねじを固定すると説明している人もいますが、室外機もそこそこの重さがあるので地震などでアンカーごと石膏ボードから抜け落ちることも十分に考えられます。
これは持っていませんが、エアコンにかぎらず火災報知機や手すりなどを付ける場合に使えるので、以前から欲しいと思っていました。
水平器
室内機を水平に取り付けるのに使います。
大きいカッター
配管を切断する際、銅管周りの断熱材を切るのに使います。
これも、フレア加工済みの配管セットを使う場合は必要ありません。
手袋
怪我しないように、あるといいと思います。
軍手ならばすべり止め付きがいいでしょう。
真空ポンプ、マニホールドゲージ、フレア加工キットとあとパイプベンダがセットになったやつがヤフオクで安くあったのでとりあえずこれを買うことにしても、必要な工具を揃えると合計で3万円ぐらいしそうです。
配管セットは4mで4千円ぐらいでした。
あと古いエアコンの処分に1,404円です。
ぼくが以前お願いした業者さんに1回取り外し回収と取り付けをお願いすると、大体1万5千円ぐらいです。
これは基本で、ここから追加が発生するかもしれません。
ということは、工事3回ぐらいが損益分岐点です。
老朽化しているであろうエアコンはアパートに3台以上あると思うので、プラスに転じることはできるかどうかというところです。
もし商売にするならば、ヤフオクで買った怪しい工具ではなくてもっとちゃんとしたものを用意した方がいいでしょう。
夏は需要ありそうなので、いいお小遣い稼ぎになるのではないかと思っています。
調べると95年製のもので、もう20年も経っているので交換することにしました。
最初は、エアコン本体は自分で買って取り付けは業者さんにお願いしようとしていました。
ふと、「これ自分でやれば安く済むんじゃね?」と思いました。
実は以前にも自分でやろうと考えたことがあったのですが、その時は工具を集める面倒さと自分でやって失敗したらどうしようという不安があったので、結局業者さんにお願いしました。
業者さんにお願いするメリットは以下の通りです。
・工具を揃える必要がない
・確実に施工してくれる(ただし悪い業者に当たるとその限りではない)
・全ておまかせできるので楽、エアコン工事の知識も不要
デメリットは以下の通りです。
・工事日時の調整がしにくい(入居者さん、業者さん、自分の3者のスケジュールを揃える必要がある)
・繁忙期の今は特に、工事の日程が先になってしまう
・決して安くない工賃が発生する
自分で施工するメリットとデメリットは、上記のメリットとデメリットを全てひっくり返したものになります。
DIYは興味があるので、勉強することはそんなに面倒だとは思わないと言うかむしろ楽しいです。
セルフリフォームのために電気工事士の資格を取ろうとするぐらいなので、そのあたりは想像していただけるかと思います。
あと、アパートを持っているので今後もエアコン工事が何度も発生することが考えられます。
その時に自分で工事できるならば、工具の費用を全てペイした上でお釣りが来るぐらいの経費削減になるはずです。
工賃については、自分でやればもちろんゼロです。
しかし、古いエアコンの処分にはお金がかかります。
山に不法投棄とか怪しげな回収業者に持って行ってもらうとかしてはいけません。
ついこの前冷蔵庫を買って、その時に調べた処分費用が小型冷蔵庫で3,672円だったので、エアコンもそのぐらいするのかと思っていました。
調べてみるとエアコンは1,404円でした。
これならば業者さんに頼まずに自分でやるメリットが十分にあります。
ちなみにぼくがお願いしようとしていた業者さんは、取り外し工事が4,000円ぐらいで回収までお願いすると+1,000円ぐらいでした。
まあ良心的な値段だと思います。
それプラス、人にやってもらうと工賃を払わなければならないということは、人にやってあげると工賃を貰えるということにもなります。
今すぐにこれを商売にしようとは考えていませんが、そういう選択肢も出てくるということです。
というわけで入居者さんに工事は自分がすることの了承も得たので、工具集めです。
調べた感じ、以下の工具が必要になりそうです。
エアコン工事固有のもの
真空ポンプ
必須アイテムです。
配管を接続した後、室外機に密封されているフロンガスの栓を開けて配管内に充満させます。
その時に、配管内の空気や水蒸気を抜いてからでないと、これらがフロンガスと混ざってエアコンの効きが悪くなったり故障したりするそうです。
配管を接続した後、ポンプを使わずにフロンガスの圧力で空気を押し出すという無茶な工事も横行しているようです。
マニホールドゲージ
圧力計です。
配管内の気圧がゼロになったことを確認するためのものです。
これも必須でしょう。
フレア加工キット
配管をエアコンと接続する際、配管をラッパ状に加工してからエアコンの接続口と密着させてガス漏れを防ぎます。
そのラッパ状に加工するための工具です。
ホームセンターなんかに置いてあるエアコンの配管セットを使用する場合には、配管は既にフレア加工されているのでこの工具は特に必要ありません。
キットと書きましたが、自分で加工する場合には配管を切断してバリを取る工具も必要ですので、それも含めてです。
トルクレンチ(2分用、3分用それぞれ)
配管とエアコンを接続する際の、締め付けの強さを調節できるものです。
締め付けが緩いとガスが漏れてしまうし、強すぎても配管のフレアを破壊してしまってガスが漏れてしまいます。
そこを、ちょうどいい強さで締め付けてくれるためのレンチです。
熟練した職人さんだと普通のレンチで力加減を調節できるようですが、素人のぼくにはトルクが16N・mとか38N・mとか言われてもどの程度の力で締め付ければいいのか想像もつきません。
なので、素人が工事する際には必須アイテムでしょう。
エアコンの配管は2本あります。
室外機から室内機に行く液体のフロンが通る細い管(呼び径1/4インチ、2分)と、室内機から室外機に行く気体のフロンが通る太い管(呼び径3/8インチ、3分)です。
それぞれの配管でナットの締め付けトルクが違うので、トルクレンチも2種類必要になります。
1本あたり最低5千円ぐらいはするので、この工具は結構お財布に厳しいです。
一般的なもの、あると便利そうなもの
モンキーレンチ
普通のサイズ可変式のレンチです。
配管を接続する際、片側をトルクレンチで締めますが、もう片側も固定しておく必要があります。
その際に使用します。
ぼくは既に持っているので、特に買う必要はありません。
六角レンチ
室外機のバルブを開け閉めするのに使います。
これも既に持っているので、買う必要はありません。
下地センサー
室内機を壁面に固定する際、下地が木材になっているところにねじで締め付けます。
石膏ボードにアンカーでねじを固定すると説明している人もいますが、室外機もそこそこの重さがあるので地震などでアンカーごと石膏ボードから抜け落ちることも十分に考えられます。
これは持っていませんが、エアコンにかぎらず火災報知機や手すりなどを付ける場合に使えるので、以前から欲しいと思っていました。
水平器
室内機を水平に取り付けるのに使います。
大きいカッター
配管を切断する際、銅管周りの断熱材を切るのに使います。
これも、フレア加工済みの配管セットを使う場合は必要ありません。
手袋
怪我しないように、あるといいと思います。
軍手ならばすべり止め付きがいいでしょう。
真空ポンプ、マニホールドゲージ、フレア加工キットとあとパイプベンダがセットになったやつがヤフオクで安くあったのでとりあえずこれを買うことにしても、必要な工具を揃えると合計で3万円ぐらいしそうです。
配管セットは4mで4千円ぐらいでした。
あと古いエアコンの処分に1,404円です。
ぼくが以前お願いした業者さんに1回取り外し回収と取り付けをお願いすると、大体1万5千円ぐらいです。
これは基本で、ここから追加が発生するかもしれません。
ということは、工事3回ぐらいが損益分岐点です。
老朽化しているであろうエアコンはアパートに3台以上あると思うので、プラスに転じることはできるかどうかというところです。
もし商売にするならば、ヤフオクで買った怪しい工具ではなくてもっとちゃんとしたものを用意した方がいいでしょう。
夏は需要ありそうなので、いいお小遣い稼ぎになるのではないかと思っています。
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