つれづれにっき

ヴァイオリンや散歩の話など、不定期に更新します。演奏動画は、ニコニコ動画と、YouTubeにアップロードしています。

複線図

複線図の書き方で気づいたこと

複線図は一旦終わりにすると言いましたが、過去問を解いていると問題が出てくるのでそれは解いていました。
そこで気になったことがあったので、纏めてみます。



まずは手順のおさらいです。
1.単線図に書かれている電源、器具などを同じ配置で書く。

2.電源の接地側をスイッチ以外の器具に繋げる。

3.電源の非接地側をスイッチとコンセントに繋げる。三路スイッチの場合は、どちらか片方の0に。

4.三路スイッチがある場合は、三路スイッチ同士を繋げる。

5.スイッチからそのスイッチに対応する器具に繋げる。

6.電線を接続するところを囲む。ジョイントボックスなら◯、アウトレットボックスなら□。

7.6で囲んだ内側で、スリーブで接続するところは●、コネクタで接続するところは■を書く。ボックスに入った電線が接続なしで出て行くことはないように、素通りするところも必ず接続する。

8.電源の接地側に繋がっている電線に「シ」(白色の意味)と書く。

9.電源の非接地側に繋がっている電線に「ク」(黒色の意味)と書く。

10.電線の色が書かれていないところに、残りの色を書く。

この手順3のやり方によって違う図が出来上がることに気づきました。



例題です。
下記は平成26年度下期の問題から、ちょっと変えたものです。
SN3V0668



A.手順3で電源の非接地側を右下の三路スイッチと繋いだ場合
SN3V0669
こうなります。



B.手順3で電源の非接地側を左上の三路スイッチと繋いだ場合
SN3V0670
こうなります。



どちらの図に従って作っても、三路スイッチで3つの蛍光灯を纏めてオン・オフするという動きは変わらないと思います。
ですが、電線の本数やスリーブの個数に違いが出ています。



具体的な違いは以下のようになります。

A・・・ジョイントボックス間の電線本数が4本、左ジョイントボックスのスリーブ数が4(2本が3個、3本が1個)

B・・・ジョイントボックス間の電線本数が5本、左ジョイントボックスのスリーブ数が5(2本が5個)



こういう問題では最少電線本数を聞かれることが多いようです。
なのでこの場合、電線本数の少ないAが正解になります。

試験は置いておいて、実際に施工する時でも材料が少なくて済むAが正解ということでしょう。



電源の非接地側と三路スイッチの0番を結ぶ時は、どちらでもいいというわけではなさそうです。
ですが、今のところどちらに結べば正解かというのは判別できません。

今後、判別方法が分かったらまた纏めます。



余談ですが、上の複線図で器具を並び替えて書いたら以下のようになります。
SN3V0671

こう書けば、2つの三路スイッチで3つの蛍光灯を同時にオンオフできるというのが見えてくると思います。

これぐらいの簡単なものなら何となく分かるようになってきました。





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単線図から複線図を書くのが意外に簡単だった

昨日の記事で3月中に単線図が読めるようになると宣言しました。
こりゃ3月中は配線図漬けになるなーと思っていたのですが、やってみたら意外と簡単でした。
まだ全然マスターしてはいませんが、手順に従って単線図から複線図を書けるようにはなったと思います。



今回参考にさせて頂いたサイトは、電気の資格とお勉強です。

ここにあった複線図を書く基本的な手順は以下のとおりです。
自分で分かりやすいように一部改変しています。

1.単線図に書かれている電源、器具などを同じ配置で書く。

2.電源の接地側をスイッチ以外の器具に繋げる。

3.電源の非接地側をスイッチとコンセントに繋げる。三路スイッチの場合は、どちらか片方の0に。

4.三路スイッチがある場合は、三路スイッチ同士を繋げる。

5.スイッチからそのスイッチに対応する器具に繋げる。

6.電線を接続するところを囲む。ジョイントボックスなら◯、アウトレットボックスなら□。

7.6で囲んだ内側で、スリーブで接続するところは●、コネクタで接続するところは■を書く。ボックスに入った電線が接続なしで出て行くことはないように、素通りするところも必ず接続する。

8.電源の接地側に繋がっている電線に「シ」(白色の意味)と書く。

9.電源の非接地側に繋がっている電線に「ク」(黒色の意味)と書く。

10.電線の色が書かれていないところに、残りの色を書く。

では、この手順に従って昨日の問題で実際に書いてみましょう。



まずは単線図から

SN3V0654
昨日のごちゃごちゃした配線図から関係ある部分だけ抜き出すとこうなります。

黒丸はスイッチです。

何も書いていないスイッチ(下のシのところ)はタンブラスイッチと言って、まさに普通の切るか繋ぐかのスイッチです。

3と書いてあるスイッチ(上と下のサのところ)は三路スイッチと言って、ABCとある線の、AとBを繋ぐかAとCを繋ぐかを切り替えることができます。
実際に三路スイッチを配線するときは、端子番号が「0」「1」「3」の端子を使うらしいです。

左上の丸cのところは電源に繋がっています。

右上の四角の中に丸は蛍光灯です。

右下2つの丸にDLは、それぞれダウンライトです。
ダウンライトとは、最近のマンションの玄関から居間の間の廊下とかで天井に埋め込んである、おしゃれな感じのライトですね。

そしてカタカナのサとシは、それぞれ対応するスイッチと器具が分かるようになっています。
下のシのスイッチで右下のダウンライトのオンオフができて、上下のサのスイッチで右上のサの蛍光灯がオンオフできるということですね。

三路スイッチはこのように、2箇所以上で一つの器具をオン・オフするときに使います。
家の階段の照明で、一階で下のスイッチをオンにして、二階に登ったら上のスイッチでオフにするという時にも使いますね。

あと真ん中に2つある丸に3本斜線は、ジョイントボックスです。
ここに電線を集めて、それぞれ接続します。

これで何となくの配線のイメージは持ってもらえたと思います。



1.単線図に書かれている電源、器具などを同じ配置で書く。

SN3V0655

 こうなります。
電源は接地側と非接地側と書いておきます。
あと三路スイッチには0、1、3を書いておきます。

今気づいたけど、シのタンブラスイッチの片方の端子から棒を伸ばすのを忘れていました。
これじゃスイッチじゃなくて、ただの2つ並んだ端子だ(笑)。
下の三路スイッチに合わせて、右の端子を始点にして左の端子の上あたりに向けて斜め直線を引いておけばいいでしょう。



2.電源の接地側をスイッチ以外の器具に繋げる。

SN3V0656

 こうなります。
特に難しくはないと思います。

ここで自分ルールを決めておきます。
横に線を書くときは、接地側が上、非接地側が下に来るようにします。
縦に線を書くときは、接地側が左、非接地側が右に来るようにします。
これは自分ルールなので従わなくても間違いではありませんが、ここを統一しておくとミスが少なくなります。

場合によっては逆に書いた方がすっきりするような事もあるようですが、慣れないうちはこのルールを守っておく方がいいでしょう。



3.電源の非接地側をスイッチとコンセントに繋げる。

SN3V0658

三路スイッチは上か下のどちらか片方の0に繋ぎます。
下のタンブラスイッチには絶対に繋がないといけないので、同じ下側にある三路スイッチを繋ぐことにします。



4.三路スイッチがある場合は、三路スイッチ同士を繋げる。

SN3V0659

三路スイッチの1と3をそれぞれ繋げます。
慣れていたらもっと上手な配置で書けたのかもしれません。

上のスイッチで書いた1と3が邪魔だったので、少し左にずらして書き直しました。
鉛筆で書いておくと、こんな風に簡単に修正できます。



5.スイッチからそのスイッチに対応する器具に繋げる。

SN3V0660

まず下のシのスイッチからDLへ。
それと、上のサのスイッチから蛍光灯へ。



6.電線を接続するところを囲む。

SN3V0661

どちらもジョイントボックスなので、丸で囲みます。



7.6で囲んだ内側で、スリーブで接続するところは●、コネクタで接続するところは■を書く。

SN3V0662

特に指定はないので、今回はスリーブ接続ということで黒丸にしました。

これも難しくないです。
ボックスに入った電線が、接続なしの素通りで出て行くことがないように注意しましょう。

ちなみに、スリーブとは金属製の円筒で、そこに束ねた電線を通した状態で筒ごとペンチで潰して電線を圧着接続します。
コネクタとは、プラスチック?のケース内に2つ以上の電極があって、そこに電線を差し込むだけで接続できるような器具です。



8.電源の接地側に繋がっている電線に「シ」と書く。

SN3V0663

スイッチとダウンライトの対応付けで「シ」を使っているので、今回は混同がないように漢字で白と書きます。



9.電源の非接地側に繋がっている電線に「ク」と書く。

SN3V0664

こちらも、8に合わせて漢字で黒と書きます。



10.電線の色が書かれていないところに、残りの色を書く。

SN3V0665

3線部分(上のジョイントボックスからサのスイッチまでの間)については黒白赤の3芯ケーブル1本、4線部分(ジョイントボックス間、下のジョイントボックスからシとサのスイッチまでの間)については黒白の2芯ケーブルが2本のイメージです。
あと三路スイッチの0は基本的に黒で繋げとのことです。

この色分けについては正しいのかどうか自信ありません。
技能試験では、施工条件で色が指定されている場合があるらしいので、その時はそれに従いましょう。



これで完成です。

以上の写真は、ぼくが人生で2回目に書いた複線図です。
1回目は、これと同じ問題で今朝書いてみました。
こんなに簡単に書けると思っていなかったので、ブログ用に写真も撮っていませんでした。
ということで、2回目で写真を撮りながらもう一度手順を確認しました。
慣れてきたら、線の交差とかもっと見やすく書けるようになると思います。

というわけで昨日の問題、2つのジョイントボックス間の最少電線本数は4本というのが出ました。



ちなみに解答の複線図はこのようになっていました。
SN3V0666

多分これと同じように書けていると思います。



いつもお世話になっているよっちゃんの電工2種講座でも複線図の書き方の説明があるのですが、手順の1から3までは同じで、4以降が「残りを施工条件に従って結ぶ」の一言でまとめられているので、初心者にはすごく難しかったです。
こうやって手順を細かく分けて書いてみると、決して難しくないと思います。

第二種電気工事士の情報はいろんな人がまとめてくれているので、それぞれの箇所で自分にあったものを参考にするのがいいと思います。



筆記試験対策で複線図にこれ以上の労力を注ぐのは非効率的だと思うので、一旦終わりにして続きはまた後でやろうと思います。





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livedoor プロフィール

くれもな

1976年1月4日生まれ(39歳)
神奈川県横浜市在住
独身、一人暮らし

うつ病のため、2012年8月に12年間勤めたシステム会社を退職しました。
現在は、会社に頼らず生きていく方法を模索中です。

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